包茎手術後に多いトラブルとその対処法とは?安心のための基礎知識

包茎手術は高い安全性が確保された医療行為ですが、術後に小さなトラブルが起きることもあります。大半は一時的なもので自然に治まりますが、症状を正しく知っておくことで、不要な不安を防ぐことができます。
まずよくあるのが、腫れと内出血です。手術後、亀頭や陰茎の周囲に腫れや紫色のあざが出ることがありますが、これは術後の正常な反応です。2〜3日をピークに徐々に落ち着いていきます。冷やしすぎはかえって血流を悪くするため、気になる場合は濡れタオルを軽く当てる程度で十分です。
次に注意したいのが、勃起時の突っ張り感や痛み。術後数日は縫合部分が引っ張られる感覚があり、夜間の無意識の勃起で痛みを感じることも。この場合、処方された痛み止めや、勃起を抑える薬で対処可能です。しばらくすれば自然と収まっていきます。
また、出血や膿が出るケースもあります。少量の出血は想定内ですが、出血が長時間続いたり、膿が出て強い臭いを感じるようであれば感染の疑いがあるため、すぐに医師に相談しましょう。自己判断で市販薬を使うのは避けるべきです。
糸が自然に取れてしまう・取れないといった相談も多くあります。吸収糸の場合は徐々に体に吸収されるため心配は不要です。逆に糸が残って気になる場合でも、自分で切ったり引っ張ったりするのはNGです。
最も大切なのは、些細なことでも医師に相談することです。痛みが強い、腫れが長引く、赤みが引かないなど、不安な症状があるときは我慢せず受診しましょう。術後のサポートがしっかりしているクリニックを選ぶことも、安心して治療を受けるための重要なポイントです。

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