包茎手術は若い人のためのもの、と思われがちですが、実は50代・60代・70代でも治療を受ける人が増えています。では、なぜ高齢になってから包茎手術を決断する男性が多くなっているのでしょうか。
理由の一つに、「加齢による変化」があります。年齢とともに体型が変化し、脂肪がついたり陰茎が縮んだりして、若い頃にはなかった包茎状態になることがあります。また、病気の影響、特に糖尿病などが原因で包皮が硬化し、包茎になるケースもあります。
さらに最近では、「介護を見据えて」という理由も注目されています。自分の体を他人に見られる機会が増えることで、包茎に対する恥ずかしさや不衛生さを解消したいと感じる高齢男性が増えているのです。
高齢だからといって手術ができないわけではありません。体調が安定していれば70代でも問題なく手術を受けられます。ただし、糖尿病や心疾患など持病がある場合は、術後の感染症リスクが高まるため、慎重な判断が必要です。
いずれにせよ、年齢だけで諦める必要はありません。気になる方は、医師に相談し、自分の健康状態に合った治療が可能かを確認してみましょう。